2015年06月

2015年06月25日

先日、今啓林綜學会において新シリーズ「士道と学問」がスタートしました。
山鹿素行の「聖教要録」を用いた研修です。
山鹿素行は、江戸時代の儒学者・兵学者であり、山鹿流兵法の開祖です。吉田松陰は山鹿流兵学の先生で萩の藩校明倫館において教鞭をとっていました。
江戸幕府の朱子学を正面から批判したのが「聖教要録」です。この本が原因で罰せられ赤穂に流されたそうです。罰を受けることを厭わず、御用学者にはならずに正々堂々と正しいことを主張する姿は尊敬に値します。
政治家として非常に重要な要素ですね。山鹿素行の精神に感動しました。

今回のシリーズでは「聖教要録」を一冊まるまる余すこと無く講義して頂けるということです。日本国内で「聖教要録」をここまで丁寧に解説する講義はここにしか無いと思います。
興味のある方は、是非お越し下さい。

次回は、7月9日(木)18:30〜21:00、神戸一宮神社(三ノ宮駅から北へ徒歩15分)、会費3千円。

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【以下、講演メモ】
学問で風格が備わる
文武両道で武士道が完成する

やまと言葉も織り交ぜながら話をする予定である。

学問はやまと言葉で 「マナヒ」
マ 真
ナ 調和を表す
ヒ 

マ行、ナ行は鼻から抜ける。→ 鼻から息がぬけるとまろやかな印象を与える。
漢学、国学者の河戸博司先生いわく、学問を積んでいたら即座に答えを出して当然

武士が学ぶべき学問とは何なのか!?
それを示したのが、山鹿素行

精神の弾力、復元能力を養うのが本当の学問

吉田松陰は明倫館の山鹿兵学の先生であった。
価値観は、山鹿素行に端を発している。

幕府御用学問 「朱子学」を批判した。
孔子の教えが原点であるのに当時の明時代の価値観が入り込んでおり間違っている。

聖教要録
聖 周公孔子の教えを指す

兵学は学問の余儀。
本当に伝えたいのは日本論

幕府に仕えなかったことが幸いした。
御用学者に成り下がっていた可能性がある。

我が国は、武士道を800年間やってきた。
学術維新をやらなければならない。
武士道を復活させることで侍が世界を救う

夫れ道は天下の道なり
天下に充てて

宋代の朱子学
理気二元論

朱子学を遣り過ぎると、理屈っぽく小さくなる

明代に反動が起こり、王陽明の陽明学ができる
陽明学に偏ると、行動力はあるが幼稚になってしまう。

山鹿素行は朱子学、陽明学の両方を学ばなければならないと教えた。

老子に凝りすぎると裏観に偏る。
孔子に凝りすぎると表観に偏る。

山鹿素行は学者として命をかけていた。




fukumarutakayuki at 12:20 Comment(0) TrackBack(0)  

2015年06月19日

シェアラボ風景
追手門学院大学成熟社会研究所主催、5回目となるシェアラボに参加してきました。
今回のテーマは「つたえる」

第1部で「千年後にとどけ 私たちの願い 〜被災地・女川 中学生の3年」を視聴。
第2部では、ゲストの市村元氏(関西大学客員教授、「地方の時代」映像祭プロデューサー)から「地方の時代」映像祭のお話しをお聴きして、テーブル毎にディスカッション。

第1部の映像では、中学生達の想いがビシビシと伝わって来た。1000年後の命を守るために石碑を創る決意。その為に1千万円の募金を集める行動力。そして現実に石碑を建設する。
この想いを忘れること無く如何に継続していくかの取組みが大切ですね。
第2部では、市村さんから「地方の時代」映像祭のお話しをお聴きして35年前からこの取組みが実施されてきたことを初めて知りました。
地域毎の力がとても大切であると再認識しました。グローバル社会において日本が勝ち抜くには、東京や大阪に基盤を集中させて力を発揮しないと世界ではやっていけないといった意見もありますが、私は地方が各々の特色を活かして力を発揮させていくことが必要だと感じています。今回、改めて再認識しました。

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【以下、講演メモ】
「千年後にとどけ私たちの願い 〜被災地女川 中学生の3年間」
1000年後の命を守る

中学生達の津波対策案
・絆を深める
・高台に避難出来るまちづくり
・震災の記録を残す

津波到達点に石碑を建てる → 募金目標 1000万円
5ヶ月で達成

碑文の話し合い

震災遺構として残すべきかどうか?
アンケート結果は、残さない200以上、残す80程度
1000年後の未来の人たちに伝えるには残すべき



「地方の時代」映像祭 市村元氏

1980年から続いている

81年映像コンクールスタート
下北能伝承
82年
わが故郷は消えても
07年
約束 日本一のダムが奪うもの

30年で4000本の映像が寄せられている。

1980から2001 川崎市
2003から2006 川越市
2007から 吹田市(関西大学)

1.国家優先の中央集権社会の構築
2.市場経済優先、効率主義による成長
3.技術中心の近代工業化推進
→ いずれも行き詰まり、社会に多くの歪み

人間回復のための歴史的キーワードは地方の回復
映像をジャンルに別けると以下のよう
1.国策に翻弄される小さき民
2.地域が直面する現実
3.小さき民の側から
4.地域の活力を生かす
5.ともに生き、記録する

fukumarutakayuki at 15:09 Comment(0) TrackBack(0)  
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